
「またミルク缶が空いた……」
つぶして捨てようとした瞬間、きれいな丸い缶を見て、「これ、何かに使えないかな?」と思ったことはない?
私も最初は、空き缶を捨てるのがなんだかもったいなくて、キッチンの隅にそっと置いていたんだよね。
ところが、気づけば空のミルク缶が3つ。
「あとで何か作ろう」と思っていたのに、作り方を調べる時間もなく、そのまま積み重なっていったの。

「簡単に作れて、赤ちゃんが本当に遊んでくれるものが知りたい」
うん、せっかく作るなら、材料をたくさん買わず、短時間で完成するおもちゃがいいよね。
そこでこの記事では、空いたミルク缶で作れる手作りおもちゃを5つ紹介するよ。
ポットン落とし、ひっぱり遊び、太鼓、布の引き出しおもちゃ、コロコロ缶の中から、子どもの月齢や興味に合うものを選んでみてね。
ただし、ミルク缶は本来おもちゃとして製造されたものではないよ。切り口や小さな部品、ひもなどによる事故を防ぐため、必ず大人が安全を確認し、そばで見守りながら遊ばせよう。
ミルク缶おもちゃは0歳・1歳・2歳で遊び方が変わる
ミルク缶おもちゃのよいところは、同じ缶でも子どもの成長に合わせて遊び方を変えられること。
0歳の頃は「触る」「音を聞く」、1歳頃からは「入れる」「引っぱる」、2歳頃になると「たたく」「見立てる」といった遊びへ広がっていくよ。
0歳は音・手触り・ひっぱる動きを楽しむ
0歳の赤ちゃんは、目の前にあるものを触ったり、つかんだり、口へ運んだりしながら確かめる時期だよね。
ミルク缶を使うなら、布を引っぱるおもちゃや、転がすと音がするおもちゃが取り入れやすいよ。
ただし、赤ちゃんは大人が思う以上に小さなものを上手につまむよ。厚生労働省の報告でも、生後8か月頃には親指と人差し指で小さなものをつまめるため、注意が必要とされているよ。

「まだ何でも口に入れるから、手作りおもちゃは少し心配……」
その心配はもっともだよ。布のほつれ、テープのはがれ、中に入れた部品が出てこないかを、遊ぶたびに確認しよう。
1歳は入れる・出す・繰り返す遊びが楽しい
1歳頃になると、つかんだものを容器へ入れたり、取り出したりする動きが増えてくるよね。
そんな時期に合いやすいのが、ポットン落とし。
「入れたら消えた」「缶を開けたら出てきた」という変化が面白くて、同じ動作を何度も繰り返すことがあるよ。

「ひとつ入れるたびに拍手したら、うれしそうに何度も繰り返してくれたよ」
上手にできることよりも、手を動かして試すことが大切。最初は穴へうまく入らなくても、急いで手伝わず見守ってみてね。
2歳は太鼓やごっこ遊びへ発展する
2歳頃になると、ミルク缶を太鼓に見立てたり、椅子や箱のように扱ったりと、自分で遊び方を考える姿も見られるようになるよ。
ただし、ミルク缶を踏み台や椅子として使わせるのは避けよう。
缶がへこんだり、すべったりすると転倒につながる可能性があるからだよ。座るための強度が確認された製品ではないため、おもちゃとして使う場合も床に置いて遊べるものに限定しよう。
月齢よりも現在の発達と興味で選ぶ
同じ1歳でも、好きな遊びはそれぞれ違うよね。
音に反応する子もいれば、何かを穴へ入れることに夢中になる子もいる。月齢だけで決めず、今よくしている動きに合わせて選ぶと遊びにつながりやすいよ。
| 年齢の目安 | 楽しみやすい動き | おすすめのおもちゃ | 特に注意すること |
|---|---|---|---|
| 0歳 | 触る・つかむ・音を聞く | 布の引き出し・コロコロ缶 | 誤飲、布のほつれ |
| 1歳 | 入れる・出す・引っぱる | ポットン落とし・ひっぱり遊び | 部品の大きさ、ひもの長さ |
| 2歳 | たたく・まねる・見立てる | 太鼓・ポットン落とし | 強くたたいた場合の破損 |
年齢はあくまで目安だよ。「何歳だからこれ」と決めつけず、子どもの反応を見ながら遊び方を変えてみてね。
ミルク缶おもちゃを作る前にそろえる材料
作り始めてから「あれがない!」となると、子どもを見ながら材料を探すことになって大変。
まずは基本の材料と道具をまとめておこう。家にあるものを優先すれば、費用も抑えられるよ。
基本になる材料と道具
用意するものは、作るおもちゃによって少し違うけれど、基本は次のとおり。
| 種類 | 用意するもの | 用途 |
|---|---|---|
| 本体 | 空の粉ミルク缶、ふた | おもちゃの土台 |
| 保護材料 | ビニールテープ、布テープ | 縁や切り口の保護 |
| 装飾材料 | フェルト、布、リメイクシート | 缶の表面を覆う |
| 加工道具 | はさみ、カッター、目打ち | ふたや布を加工する |
| 接着用品 | 強力両面テープ、接着剤 | 布などを固定する |
カッターや目打ちは大人だけが使用し、作業中も子どもの手が届かない場所へ置こう。
ミルク缶は洗って完全に乾かす
空になった缶は、粉をきれいに取り除いてから使用しよう。
水洗いした場合は、内側まで完全に乾かすことが大切。水分が残っていると、においや汚れの原因になるからだよ。
私は急いで作ろうとして、洗った直後の缶へ布を貼ろうとしたことがあるの。ところが、水分が残っていてテープがすぐにはがれてしまったんだよね。

「洗った日は乾かすだけ。おもちゃ作りは翌日に回すと失敗しにくかったよ」
缶の内側へ直接水を入れて遊ぶおもちゃには使わず、乾いた状態で使用しよう。
リメイクシートは見た目より固定を優先する
缶の外側へリメイクシートや布を貼ると、ミルク缶らしさが隠れて、かわいいおもちゃになるよ。
でも、見た目を整えることより、はがれないように固定することのほうが重要。
角が浮いていると、子どもが指でつまんではがすことがあるよ。貼り終わったら表面をなでて、浮きやベタつきがないか確認しよう。
100均材料は対象年齢と注意表示を確認する
100円ショップには、フェルト、チェーン、テープ、ボールなど、手作りおもちゃに使えそうな材料がたくさんあるよね。
ただし、手芸用品や収納用品は乳幼児用のおもちゃとして作られたものとは限らないよ。
材料の注意表示を読み、小さな部品、磁石、ボタン電池、外れやすい飾りは使用しないようにしよう。
2025年12月25日から、3歳未満向けとして販売されるおもちゃには「子供PSCマーク」が必要になったけれど、家庭で作るミルク缶おもちゃの安全性が公的に保証されるわけではないよ。市販品と同じ感覚で任せきりにせず、大人が毎回点検する必要があるね。政府広報オンライン「乳幼児のおもちゃを選ぶときは必ず確認」
ミルク缶おもちゃの簡単な作り方5選
ここからは、特別な技術がなくても作りやすいミルク缶おもちゃを紹介するよ。
私は最初から凝ったものを作ろうとして、材料をそろえただけで疲れてしまったことがあるの。
まずは装飾を最小限にして、子どもが遊ぶか確かめてから飾りを追加するくらいがちょうどいいよ。
1.定番のポットン落とし
用意するものは、ミルク缶、プラスチック製のふた、カッター、ビニールテープ、落とすための大きなパーツだよ。
作り方は次のとおり。
- ふたの中央へ、パーツより少し大きな穴を開ける
- 穴の切り口をビニールテープで覆う
- ふたを缶へしっかり取り付ける
- パーツが缶の中へ無理なく落ちるか確認する
- ふたが簡単に外れないことを確かめる
落とすパーツには、小さなボタンやペットボトルのキャップを単体で使わないほうが安全だよ。
政府広報オンラインでは、3歳児の口の直径は約4cmで、トイレットペーパーの芯程度と説明しているよ。芯を通るものは飲み込む危険があると考え、使わないようにしよう。政府広報オンライン「赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る」

「穴がうまく開けられず、切り口がガタガタになっちゃった」
穴の形が整わないときは、無理に使わないでね。切り口をテープで隠しただけでは、遊んでいる途中でテープがずれる可能性があるよ。
2.布やリボンのひっぱり遊び
ミルク缶のふたへ複数の穴を開け、幅のある布を通すおもちゃだよ。
- 長い布を数本用意する
- ふたへ布が通る大きさの穴を開ける
- 穴の周囲をテープで保護する
- 布を穴へ通す
- 布が抜けないよう、缶の内側の端を大きく結ぶ
細いひもやゴムは、首や指へ巻きつく危険があるため使用しないほうがよいよ。幅のある布を短めに使い、必ず大人がそばで見守ろう。

「長いほうが楽しいと思ったけれど、安全を考えて短く作り直したよ」
勢いよく引いたときに缶が顔へ当たらないよう、缶を大人が押さえて遊ぶ方法もおすすめだよ。
3.たたいて遊べるミルク缶太鼓
太鼓は材料が少なく、作ったその日から遊びやすいおもちゃだよ。
缶のふたを閉め、外側を布やリメイクシートで覆えば基本形は完成。手のひらでふたをたたくだけでも音が出るよ。
割り箸や硬い棒をバチにすると、転倒したときに口や目を傷つける危険があるため、乳幼児には持たせないほうが安全。まずは手でたたいて遊んでみてね。
少し大きくなってバチを使う場合も、やわらかく太い素材を選び、大人が横で見守ろう。
4.ハンカチを引き出す布おもちゃ
ティッシュを次々に引き出す時期に試したいのが、布の引き出しおもちゃ。
複数の薄い布やガーゼを端同士で軽く結び、ミルク缶のふたに作った広めの穴から、先端を少し出しておくよ。
赤ちゃんが布を引くと、次の布が続いて出てくる仕組み。
本物のティッシュを全部出されて、「ああ、またやられた……」と力が抜けた経験があるママも多いよね。

「ダメと言い続けるより、引き出していい布を用意したら親子で楽になったよ」
布は使用前に洗濯し、色落ち、ほつれ、結び目の緩みがないか確認しよう。顔全体を覆うような大きな布は避け、遊び終わったら片づけてね。
5.転がして音を楽しむコロコロ缶
缶の中へ音が鳴る材料を入れ、ふたを固定すると、転がして遊べるおもちゃになるよ。
中身によって音が変わるため、「これはカラカラ」「こっちはコトコト」と聞き比べもできるね。
ただし、中身が外へ出ると誤飲につながる可能性があるよ。ふたをテープで固定しただけで安全とは言い切れないため、遊ぶ前に引っぱって外れないか確認しよう。
| おもちゃ | 主な材料 | 作る時間の目安 | 主な遊び |
|---|---|---|---|
| ポットン落とし | ふた、大きなパーツ | 20~30分 | 入れる・出す |
| ひっぱり遊び | 幅のある布 | 20~30分 | つかむ・引っぱる |
| ミルク缶太鼓 | 布、テープ | 10~20分 | たたく・音を聞く |
| 布の引き出し | ガーゼ、薄い布 | 15~20分 | つまむ・引き出す |
| コロコロ缶 | 音が鳴る材料 | 10~20分 | 押す・転がす |
時間は装飾を除いた目安だよ。短時間で済ませたい日は、ミルク缶太鼓から試してみてね。
ミルク缶おもちゃで必ず確認したい安全対策
手作りおもちゃで最優先したいのは、かわいさではなく安全性。
完成直後は丈夫に見えても、たたいたり引っぱったりするうちに、テープや接着部分が弱くなるよ。
「昨日は大丈夫だったから」と思わず、遊ぶ前に毎回確認しよう。
小さな部品は誤飲できない大きさにする
政府広報オンラインによると、3歳児の口の直径は約4cm。トイレットペーパーの芯を通る大きさのものは、口へ入る可能性があるよ。
ビーズ、鈴、ボタン、磁石、ペットボトルのキャップなどを、缶の外側へ飾りとして貼るのは避けよう。
特に磁石やボタン電池は、体内へ入った場合に重大な事故につながるおそれがあるため、ミルク缶おもちゃには使わないでね。
ふたと切り口を指でなぞって確認する
穴を開けたふたは、表側だけでなく裏側にも鋭い部分が残ることがあるよ。
作業後は大人の指で周囲をゆっくりなぞり、引っかかりがないか確かめよう。
テープで保護した部分も、端が浮いていないか確認してね。少しでも危ないと感じたら、テープを重ねて済ませず、ふたごと作り直すほうが安心だよ。

「せっかく作ったから、少しくらい壊れても使いたい……」
手間をかけたものほど捨てにくいよね。でも、ひび、へこみ、鋭い部分、外れかけた部品を見つけたら、その時点で使用を中止しよう。
ひも・布・チェーンの巻きつきに注意する
ひっぱり遊びでは、ひもや布が首、手首、指へ巻きつかない長さにする必要があるよ。
細くて丈夫なひもは、引っぱったときに皮膚へ食い込みやすいため避けよう。
市販のチェーンを使う場合も、部品が割れたり外れたりしない保証はないよ。0歳や1歳向けなら、幅のある短い布を使うほうが確認しやすいね。
必ず大人の見守りがある場所で遊ぶ
ミルク缶おもちゃは、赤ちゃんへ渡したまま家事へ戻るためのものではないよ。
大人が手の届く距離で見守り、子どもが缶へ乗ろうとしたり、ふたを外そうとしたりしたら遊びを止めよう。
誤飲事故は、保護者が目を離したすきにも発生していることが厚生労働省から報告されているよ。厚生労働省「家庭用品に係る健康被害病院モニター報告」
| 確認場所 | チェック内容 | 問題があった場合 |
|---|---|---|
| ふた | 外れないか、割れていないか | 使用を中止して交換する |
| 穴の周囲 | 鋭い部分や引っかかりがないか | ふたを作り直す |
| テープ | 浮き、はがれ、ベタつきがないか | 古いテープを除去して補修する |
| 布 | ほつれや長すぎる部分がないか | 短くするか交換する |
| 缶本体 | へこみ、さび、鋭い部分がないか | 缶ごと処分する |
この表をスマートフォンへ保存しておくと、遊ぶ前の点検に使いやすいよ。
ミルク缶おもちゃを長く楽しむ工夫と処分方法
最初は夢中だったのに、数日後には見向きもしない。子どものおもちゃでは、よくあることだよね。
「頑張って作ったのに」と落ち込まなくても大丈夫。見せ方や遊び方を少し変えると、また興味を持つことがあるよ。
全部を一度に出さず入れ替える
5種類のおもちゃを作っても、一度に全部並べる必要はないよ。
今日はポットン落とし、明日は太鼓というように入れ替えると、遊ぶものを選びやすくなるね。
私は「たくさんあれば喜ぶだろう」と一度に並べて、結局どれでも遊んでもらえなかったことがあるの。

「二つだけ出したら、迷わず手に取って遊び始めたよ」
子どもの反応が薄いときは、数日しまってからもう一度出してみてね。
大人が一度遊び方を見せてみる
初めて見るおもちゃは、どう扱えばよいか分からないこともあるよ。
大人がゆっくりパーツを落としたり、缶を軽くたたいたりして見せよう。
無理に子どもの手を持って動かす必要はないよ。まずは見せて、興味を持ったら自分で触れるように置いてみてね。
遊ばないときは発達に合うまで休ませる
作った日に遊ばなかったからといって、失敗とは限らないよ。
今は「入れる」より「投げる」ことが楽しい時期なのかもしれないし、音にびっくりしただけかもしれない。

「せっかく作ったのに、1分で飽きちゃった……」
そんなときは無理に遊ばせず、いったん片づけよう。数週間後に出すと、以前とは違う遊び方をすることもあるよ。
壊れた缶は自治体の分別ルールで処分する
ミルク缶のごみ区分は全国共通ではなく、自治体によって異なるよ。
「缶」「資源物」「金属類」「不燃ごみ」など、住んでいる地域の分別表で確認しよう。外側に貼った布、テープ、リメイクシートを取り外す必要があるかも自治体ごとに違うため、分からない場合は自治体へ問い合わせてね。
缶をつぶすかどうかも地域のルールに従おう。子どもの前で缶を加工すると、まねをする可能性があるため、処分作業は子どもがいない場所で行うと安心だよ。
まとめ
空いたミルク缶は、少ない材料でもさまざまなおもちゃへリメイクできるよ。
最初から完成度を求めず、子どもが今好きな動きに合わせて、ひとつだけ作ってみてね。
- ミルク缶おもちゃは0歳・1歳・2歳で遊び方を変えられる
- 0歳には布の引き出しや音を楽しむ遊びが合いやすい
- 1歳には入れる・出すを繰り返すポットン落としが取り入れやすい
- 2歳には手でたたくミルク缶太鼓も楽しめる
- ミルク缶は洗ったあと完全に乾かしてから使う
- トイレットペーパーの芯を通る小さな部品は使用しない
- 穴の切り口やテープのはがれを毎回確認する
- 細いひも、磁石、ボタン電池、外れやすい飾りは使わない
- ミルク缶おもちゃで遊ぶときは必ず大人が見守る
- 破損した缶は使用を中止し、自治体のルールに従って処分する
安全に関する参考情報:

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